前にも書いたと思いますが、A・トフラー氏を尊敬してます。生まれる前に書かれた「第三の波」に感動し、かなり僕の21世紀社会デザイン人生に影響を与えてくれました。
僕は、同じくらい好きなのは、星新一さんのショートショートなのですが、まさにそのノリ!!短編の中で、かなり知的好奇心をゆさぶってくれます。星さんの作品は、科学技術の魅力を引き出しながらもシニカルに分析しています。非現実の中の現実的な部分を出すのがうまいです。多分中学時代に星新一作品に出会わなかったら今のひねくれ者のかいぬまんは存在しなかったと思われるくらい人生の中で大きな存在です。
それで肝心のトフラーですが、最新作(といっても昨年ですが)「富の未来」は、まさにそんな感じのショートショートです。もちろんフィクションではないのですが、現代社会は「現実は小説より奇なり」な世界にはいっているので、素直に読めてしまいます。
彼は、20年以上前からポスト工業化後のネットワーク社会を論じ、プロシューマ(生産消費者)という語を作って、それまでの生産と消費を分断していた社会構成を打ち破る活躍を期待していました。そして、21世紀の現在、予測どおり情報化の波が押し寄せましたが、未だに情報を消費する社会です。巨大なマスコミが情報を牛耳り、巨大な組織の影響力がとにかく強いのです。Web2.0の情報革命が起こっていますが、まだまだ進化の途中で、コンピューターの中だけでなく、現代社会組織理論に組み込まれるのはいつのことやら。
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