7月24日25日に、鉄道弘済会主催の社会福祉セミナーというのにいってきました。44回も行っている歴史ある大会で、しっかりとしたプログラムの元けっこう有益な講義を聴けました。
第1日目には、元三重県知事で、現在早稲田大学教授である北川氏の講演があったのですが、改革派というだけありまして、進んだ発想(というか日本が遅れているだけ?)のお話をしていました。特に情報公開についての話が興味深かったです。中央集権のもとでの地方自治体は、いかに補助金を出してくれるか陳情合戦だったらしく、三重でも例外なく赤福や松坂牛をもって霞ヶ関をまわっていたようです。でも効果絶大だったようで、10万円のお土産で1億円を釣ってくるような感じで、それは当たり前でむしろいいことだ!というような風潮だったそうです。まぁ、その10万円は俗に言う裏金ですが…政治と金の問題は、尽きないものでグレーなものが世の中にはびこっているのです。
しかし三重県は、阪神淡路大震災の日に新幹線に乗ったという虚偽の領収書が発見されたこと(カラ出張)を転機に、ある意味開き直って、すべての裏金を開示し、今までの風潮を変えていこうということになりました。これがかの有名な情報公開です。それと有名なのはマニフェスト選挙であり、これまでの公約は、選挙期間中だけのもので、選挙が終わったら消えてしまうというような口約束であったり、選挙運動も名前を連呼するだけのような意味のないものばかりですが、具体的な数値目標などを取り入れたマニフェストを掲げることによって、政治の中身を判断して投票できるようになれるきっかけができるのです。このような情報公開は、民主主義である日本国民の正当な権利でしょう。
そもそも選挙は義務ではなく、権利と言うことをおっしゃっていました。直接民主制でない日本では結局、民意を発揮するためには、選挙で選んだ議員にやってもらうしかないのです。なので、しっかり情報をキャッチして判断し、よい方向を目指していきましょう。情報公開は政治のことだけでなく、福祉や環境や教育などあらゆることに関わってきます。近年は民主主義が希薄化し、マスコミを仲介した大衆主義です。一人ひとりが健康で文化的な生活ができる権利を行使するためには、しっかりと開示された情報をチェックしていくこと、まだ開示されていなければ要求していくことが必要でしょう。ガバメントからガバナンスと言われますが、まさにこのことでしょう。あらゆる権利には責任が伴います。ちゃんと勉強して、胸を張って権利を行使しようじゃありませんか!!!
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